一昨日の夕方、
久しぶりに黒モップをつれて
家族みんなで散歩に出かけた。
これはその散歩の最後の方で撮影した写真だ。
ISOを100に固定したままの撮影だから、
F1.4といえども当然のようにぶれている。
川の中では比較的広く走り回るのにはうってつけの場所だ。
黒モップも子どもたちもも喜んで駆けずり回っていた。
そのうち、今渡っている場所の向こう側
直径12mほどの小さな淵に、
足を滑らして黒モップが落ちてしまったのだ。
落ちたところは、
水面から岩までの高さが30-50cmぐらいあるので、
自力で上がれそうなところまで誘導しなければならない。
でも、走り回って疲れていたのか、
いつもより顔が水面より出ていないのだ。
これは厳しいかと思いカメラバックを肩から外し、
すぐそばのそれでも引っ張り上げられそうなところで手を伸ばした。
黒モップは必死に犬かきをして近寄ってきた。
ところがそのとき、踏ん張っていた足が滑った。
そして僕も川の中へ。
でも幸いなことに、
水の中に胸まで浸かったときに足がついた。
黒モップは大喜びで泳ぎより、
岩の上に抱き上げると体を低くして
ちぎれるほど短い尻尾を振った。
この川は富士山の溶岩流の上を流れている。
滑らかに波打ちその低いところを水が流れている。
だから滑るのだ。
分かっていても落ちてしまった。
相手が犬だったから笑い話になる。
でも僕は5歳の頃、
父親の釣りについて行き、
同じように足を滑らして小さな淵に落ちたことがある。
父親も釣り竿を投げ捨てて僕を救い上げてくれた。
父親が気がつかなかったら溺れていたと思う。
そんなことを思い出して夕食を食べながら話すと、
父親はまったく覚えていなかった。
この川は子どもだけでは遊んではいけない川に指定されている。
改めて危ない川であることを思い知らされた。
うちのチビ助だったらまだ自力では上がれない。
こうやってごく普通に散歩に使っているけれど、
気をつけていないと大変なことになってしまうだろう。
ちなみに、左でバランスを取っているこの足元に、
落ちる前の黒モップが遊んでいる。
背景の岩の影に溶け込んでしまっているので分からないけど、
水面には跳びついている姿が映っている。
こんな状況のちょっと後に僕は水に落ちた(〒_〒)