お供え用のだんごはここへ
道祖神に繭玉をお供えする家も少なくなってしまった
道祖神を中心とした小さな集落のつながりが
年々少なくなってきている
この道祖神の向こう側で
どんどん焼きの火を燃したけれど
火に集まってくるメンバーもお年寄りが多くなり
そのお年寄りも少しずつ出てこなくなってきている
それでも出てきた人たちと一緒に火を囲んでいると
昔話を聞かせてくれるのだ
1月17日は山の神の日で
この日に山に入ると山の神が怒るから
どんなことがあっても山に入ったり
木を切ったりしてはいけないとか
どんどん焼きの傍に小屋をつくって
小学校の高学年にならないと
その小屋に入れてもらえなかったこととか
地域のコミュニティが崩れてきていることは確かなことだ
このどんどん焼きもあと何年続けることができるか分からない
でも残っているものはできるだけ残していきたい