カメラに1本のレンズをつけっ放しにして出かけるならば、
いったいどのレンズを連れて行くだろう。
これまでの自分の行動を見てみると
たぶん2本に絞られる。
街へいくならT45/2.8。
自然の中ならMP60/2.8C。
○Carl Zeiss Tessar 45mmF2.8
仕事で出かける時には、
鞄のすみにこのレンズをつけたカメラを入れている。
パンケーキレンズといわれてとにかく小さい。
小さいけれどとてもシャープな描写をする。
金属や物のテカり、光沢を表現したいなら、
僕はこのレンズをお勧めする。
ただ、他のContaxレンズと比べると、
写真に奥行きがあまり出てこない。
○Carl Zeiss MakroPlanar 60mmF2.8C
大口径レンズCarl Zeiss MakroPlanar 60mmF2.8との違いは、
大口径は等倍までのマクロ撮影ができるのに対して、
このレンズは1/2までのマクロ撮影までだ。
それと大きさ。
フィルター径が67mmに対して55mmとコンパクトで、
機動力が高く、気軽にシャッターを切っていける。
描写は同じシーンを撮影し、並べてやっと見比べられる程度の違い。
明るさがF2.8に抑えられているせいか、
非常にバランスのよい描写をする。
Plannar50、85の様な甘さもあるし、
Sonnarの様な抜けのよさもある。
立体感は僕の持つレンズの中で一番ではないかと思う。