日曜日の午後、
関西や九州方面に飛ぶ飛行機が非常に多い。
天気の状態によっては飛行機雲が何本もできる。
富士山の上空が空路になっているらしい。
ところで、不思議なアーチ状の雲をアップした。
気になって「富士山 不思議 雲」で検索してみた。
ヒットしたのは富士山の笠雲やレンズ雲のことばかりだった。
アーチの雲は引っかからなかった。
ところで・・・、
富士山をほぼ毎日見ている者にとって、
笠雲はそう不思議な雲ではない。
天気が悪くなる時にはよく見られる。
これがレンズ雲ならばちょっとは珍しくなる。
子どもの頃、きれいなレンズ雲や
段になったレンズ雲が出現すると、
うちの親父と写真をよく撮ったものだった。
でも不思議というほどではない。
富士山の麓に住む感覚は、
一般的な感覚とずれているんだなと改めて感じてしまった。
ただ、どうみても飛行機雲ではないかと思う雲が、
磁場の影響による特殊な雲だと解説されているのを見たときには、
これでほんとにいいんだろうかと、
疑問というよりは不安を感じてしまった。
だからあえてこの写真の右隅に、
垂直な飛行機雲を配置した。
僕がもう少し北側に移動すれば、
富士山から垂直に立ち上がる雲になる。
これは100%飛行機雲だ。
+.・*.・+.°∴´:.・¨∴*.+°.・*.+∵。+.・
とにかく、ここのところ富士山の写真の量が増えてきている。
僕にとっては日常的な富士山。
「霊峰富士」と言われるような神秘的ではない富士山。
こういう富士山を撮り続けているのを見ていただいている皆さんは、
ただ「羨ましい」と思われているだけなんだろうか。
麓に住む者の感覚が、どうもずれていると思った時、
ちょっと気になったりした。